The Drivery ビジネスマッチングプログラム始動

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CROSSBIEは、The Drivery Japanに参加する欧州企業とパートナーシップを結んでくれる日本企業を探しています。

The Driveryとは、ベルリンにある、モビリティ関連事業に特化した共創空間のことで、現在130以上ものスタートアップが入居しており、企業同士のつながりやコミュニティができています。今回のGo to Japan Programでは、The Driveryが日本企業とパートナーシップを結び、日本のモビリティエコシステムと協業していくことを支援します。

このプロジェクトについてより詳しく理解していただくため、日本企業様向けにウェビナーを開催いたしました。日本とヨーロッパが協力しあい、より快適な都市空間が実現することを期待しています。


開催日:
2021年8月26日 17:00-18:00 (JST), 10:00-11:00 (CEST)

登壇者:
山本 知佳 (CROSSBIE, CEO)
近藤 敦 (CROSSBIE JAPAN, COO)
朝日 聰明 (CROSSBIE JAPAN, CIO)


CROSSBIEの紹介とベルリンにおけるモビリティ分野の展望

ウェビナーの最初に、弊社代表・山本より、CROSSBIEの事業紹介と、ヨーロッパ・ドイツにおけるスタートアップの状況説明がありました。

CROSSBIEで主に展開している3つの事業ドメインは、クロスボーダー支援、グローバル人材育成、エコシステム形成です。日本と欧州が協業できる環境やシステムの構築を、さまざまな形でバックアップしています。

ヨーロッパでは、コロナの影響を受けたものの、ベンチャー企業への投資額に大きな変化はなく、コロナ禍でもスタートアップ企業への投資動向は順調に上昇傾向を続けています。その中でもドイツは、EU内では資金調達額がフランスを抑えてトップの国です。

また、国内の資金調達分野を見てみると、モビリティ関連のスタートアップが最も多く、そのほとんどはベルリンに集中しています。ベルリンは今後、モビリティ分野でグローバルなハブになることが期待できそうです。

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CROSSBIE JAPANの紹介とThe Driveryがもつ強いコミュニティ性

CROSSBIE JAPANは、欧州の企業が日本市場に進出する際、日本の企業とパートナーシップを結ぶための支援をするために、横浜に設立されました。そのCOOを務めているのが近藤です。

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近藤からは、動画も流しながら、The Driveryの詳細が語られました。
冒頭でも紹介したように、The Driveryはモビリティに特化したイノベーションコミュニティです。ベルリンのヘンペルホーフという地区に位置し、シェアオフィスやイベントスペース、ものづくりスペースが備わった、巨大なモビリティイノベーションの拠点となっています。内部は主に、工作機械や充電設備の整ったハードウェア開発向けの空間と、AIや分析などを支援するソフトウェア開発向けの空間に分かれています。オープンからたった2年間で資金調達額は総額6500億円を超え、入居企業からはユニコーンも輩出しています。

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なぜこんなにも急成長を遂げられるのか。それは、Founder & CEOのRupp氏も話しているように、The Driveryの1番の強みが“コミュニティ内で強い関係性を築けること”だからです。

私たちにとって最も大切なことは、人と人を繋げること
— Timon Rupp氏, The Drivery Founder & CEO

また、実際にThe Driveryに入居している企業も、そのコミュニティ性の強さに高い価値を感じています。GreenLog MobilityのFounder & CEOであるAli El-Ali氏は、インタビューの中でこう語ってくれています。

私たちにとっての価値は『コミュニティ』で、同じモビリティ分野のあらゆる人に出会える
— Ali El-Ali氏, GreenLog Mobility Founder & CEO

このEl-Ali氏の会社は2021年3月に入居し、わずか約半年でドイツ国外へのビジネス展開を見据えています。
The Driveryには、同じ分野の企業同士がお互いのビジネスについて話せる雰囲気があり、それがThe Drivery内での顧客獲得や、ビジネスの急速な拡大を可能にしているのです。

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日本での舞台は横浜、欧州企業とモビリティの未来を共創する

実際に欧州のスタートアップと日本の企業が協定を結んで事業を拡大していくにあたり、横浜市と横浜未来機構と連携して取り組んでいきます。横浜市は、以前から企業や地域と連携して自動運転を初めとしたモビリティの実証実験に取り組んできたり、横浜未来機構は産学公民でオープンイノベーションを推進しており、モビリティオープンイノベーションを展開するのに、横浜は可能性の広がる舞台です。
実際に参加していただく企業には、企業同士のマッチングやミーティングなどの準備をしていただき、準備期間は、CROSSBIEのBerlin, Japanチームともに欧州企業の日本進出と日本企業の欧州企業とのマッチングなどを、ビジネスや技術の面からサポートします。

最後に

海外企業との協業は、言語や意思決定プロセスの相違があり、難しいと感じる方も少なくないかもしれません。しかし、このGo to Japan Programでは、私たちCROSSBIEのオープンイノベーション専門スタッフが力強くサポートしていきます。日本は欧州から見て、言語の壁や関係性の構築の難しさはありますが、技術やビジネスの面では非常に期待値の高い国です。海外への渡航やイベント参加が難しい情勢の中でも、欧州企業との協業を目指す日本企業をサポートしていきます。

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