神戸から、これからの食卓とイノベーションをJapan Berlin Impact Night ~ AsiaBerlin Summit 関連イベント ~

2022年9月12日から16日に、ドイツ・ベルリンにてAsiaBerlin Summit [アジアベルリン・サミット] が開催されました。CROSSBIEは、日本を代表して5つの現地会場イベント・3つの関連サテライトイベントを企画しました! 今回はそのうち、サミット2日目に開催された Japan Impact Night についてレポートします。

 

実施概要

  • 日時:2022年9月13日 (火)

  • 会場:Factory Berlin Görlitzer Park ( Lohmühlenstraße 65 12435 Berlin)

  • 参加費:無料

  • 言語:英語

  • 実施方法:会場開催

  • イベントページ:LINK


本イベントは第一部にて The Next kichen 2023 について、第二部にてSDGs challenge の紹介、その後ネットワーキングを行いました。

Factory Berlin とは? - クリエイティブなエコシステム構築の舞台!

今回の会場となったFactory Berlinは、70カ国以上から集まった3,500人以上のメンバーからなるエコシステムの拠点です。ベルリン市内に2拠点、またハンブルクにもあります。”コワーキング” スペースではなくコミュニティ・コクリエイトスペースである、というところが注目ポイントです。

メンバーは、3つの拠点のワークスペース、年間400の教育・交流イベント、起業やクリエイティブのメンタープログラム、オンライン・オフラインのネットワーキング活動を利用することができます。また、Google for StartupsやMcKinsey & Companyなどのグローバルな組織と提携した、ビジネスの成長に必要なリソースを利用できます。こういった場が身近にあることも、ベルリンのスタートアップエコシステムが活気づいている要因の一つです。


Webサイト: https://factoryberlin.com/about/#contact-us

前日のサミット会場での Lightning talk の効果もあり、会場はほぼ満席になりました。

The Next Kitchen 2023 とは?

Next Kitchen 2023は、日本での事業展開を目指す欧州のフードテックスタートアップを対象に、美食の街・神戸からスタートする1ヶ月間のメンタリング&マッチングプログラムです。


本プログラムは、日本貿易振興機構(ジェトロ)、兵庫県、神戸市が主催する日本政府の取り組みの一環です。会場となったFactory の協力のもと、ヨーロッパのスタートアップ企業と日本の大手企業を結びつけ、持続可能なフードソリューションを生み出すことを目的としています。


Webサイト: https://www.nextkitchen-kobe.com

なぜ神戸なのか? - To Beef or Not To Beef?”

イベントでは、西川嘉紀:神戸市医療・新産業本部新産業部イノベーション専門官 より神戸市の紹介がありました。神戸市といえば

コービーブライアント! ではなく

神戸牛です! (日本酒を片手に会場が盛り上がりました)

しかし、従来の生産・消費方法ではサステイナブルではありません。これからどのように、その土地の食材や食文化を、よりサステイナブルなものにしていけるのでしょうか。代替食、健康な食習慣、システム全体や物流の改善、など様々な手段があります。神戸から食の未来を形作ることができる、こうしたコンセプトについて西川さんよりお話がありました。

“To Beef Nor Not To Beef?” - その後に続いた弊社CEO山本によるThe Next Kichen 2023 紹介の最後はこの問いかけで締めくくられました。

ハムレットのもっとも有名な台詞である “ To be, or not to be, that is the question.” のように、私達の食生活についてを本気で考えていかねばならぬ、そんな逼迫した分岐点にいるのです。

神戸市webサイト: https://global.kobe-investment.jp/english/

SDGs CHALLENGEとは?

兵庫県と神戸市が、次世代のより良い環境・産業の創出を意図し、2021年に開始したスタートアップ支援プログラムです。世界のSDGs課題の解決を目指すスタートアップに対し、アクセラレーションプログラムやメンタリング、ネットワーキングを提供し、事業展開や海外展開を支援します。

Webサイト: https://sdgs-challenge.jp/

日本とベルリンのスタートアップが交互にピッチ!

山下哲也 SDGs CHALLENGE プログラム統括より、プログラムについて紹介がありました。SDGsはただのスローガンではありません。今私達は大きなターニングポイントにあり、スタートアップ、そしてそのエコシステムの活性化が必須なのです。

本イベントでは、日本から選出された4社、ベルリンから選出された3社のSDGsスタートアップが日本 & ベルリンのスタートアップによるピッチが行われました。ベルリンのスタートアップによるピッチ、内容も伝え方も、大きなインパクトがあったのではないでしょうか。


サステイナブルな日本酒とヴィーガンツナサンドでネットワーキング!

今回のネットワーキングは、神戸市よりサステイナブルな製法にこだわった日本が、登壇企業の一つであるBettaF!sh より、ヴィーガンツナサンドが持ち寄られました。サステイナブルな食にも様々なアプローチがありますね。参加者の皆さん、興味深そうに味わっていました。起業家、エコシステムビルダー、その他日独のステークホルダーとのネットワーキングとは大いに盛り上がりました。

ベルリンらしい色のライトに照らされたお酒たち

最後に

AsiaBerlin Summitのサテライトイベントとして開催されましたが、本イベントに負けないほどの活気がありました。それぞれの視点から、日常の食卓から神戸牛、SDGsに対する取り組みについて知り考えを深め、そして新たなきっかけを築くことができたのではないでしょうか。

今後もCROSSBIEは企業・スタートアップ・自治体などと共創し、グローバルなイノベーション実現させ、ビジネスと社会にインパクトをもたらすサポートをして参ります!

ご参加いただきありがとうございました!

その他開催されたサテライトイベントについては次回のレポートにて!

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